■花粉症の治療


妊娠中の花粉症治療について

花粉症の治療花粉症の女性が妊娠中に出来る治療法をご紹介します。


基本的には薬による花粉症治療は避けたほうがいいでしょう。妊娠4か月の半ばまでは原則として薬物は避けたほうが安全、という厚生労働省の研究によるガイドラインが示されています。点鼻薬、点眼薬などの局所的な治療薬は、あまり問題ないとされていますが、種類が様々ですので、医師と相談して、適した薬を選んでもらうことが大切です。


どうしても花粉症の症状が辛い場合は、医師と相談して花粉症治療に妊婦が服用してきた実績のある抗ヒスタミン剤などを処方してもらうことが可能な場合もあります。漢方薬の小青竜湯と、体内に吸収されにくい点鼻薬を併用してくださる医師もおられます。いずれにしても、副作用の少ない薬も最小限に使用するのがよいでしょう。


転地療法の花粉症治療効果

花粉症の治療最近では花粉症の患者さんの治療として、転地療養を花粉症治療をする方も増えてきています。


日本国内では、北海道や沖縄県には、スギの植林が少なく、花粉の飛来する量も少ないのです。花粉を避けるという根本的な手段のため、間違いなく花粉症の症状は改善されるのです。花粉を避けるために短期から中期の旅行に出かける花粉症の患者さんも増加してきています。


他の利点としては、温泉地などでゆったりと自然を楽しむことで、自律神経系に良い効果が期待でき、花粉症の治療効果が期待できるのです。内分泌系や体の調子を整えるのに転地療養が役立つのです。転地療法に向いているのは、100キロメートル自分の住んでいる所から離れている場所で、1週間ほど滞在すると花粉症の治療に良いといわれています。また、長い滞在が可能でしたら、1が月をめどに滞在する場所を変えるのが良いです。同じ場所に1か月滞在していると、体がその環境に慣れてしまい、治療の効果が薄くなるといわれているからです。


花粉症の鍼灸治療について

花粉症の治療花粉症の鍼灸治療の基本は、体質を改善して花粉症の症状を抑えることです。 ツボを探して治療することによって、気の流れを変えることができるのです。そして、それによって花粉症の辛い症状を緩和するのです。鍼灸治療を始める時期は、花粉が飛散し始める4週間前からが丁度良い時期です。12月から1月のうちに花粉症の治療を始めて、免疫力を上げてIge抗体が作り出されるのを抑えることが大切です。花粉の飛散している時期が終わるまで続けることが大切です。 治療には鍼やお灸を用いますが、鍼の治療ではほとんど痛みを感じることはありません。お灸での治療も熱すぎず丁度良い暖かさです。自分でツボを押す場合は、迎香(げいこう)という小鼻のすぐ両脇のツボや、印堂(いんどう)という両方の眉の中央点にあるツボに、週に数回刺激を与えるとよいです。すぐに効果が出るのではなく、体質の改善を目的にするものですので、花粉症のシーズンが終わってからも続けるほうがよいです。

花粉症の治療法としての舌下減感作療法

花粉症の治療花粉症の治療に、注射をしなくてもよい「舌下減感作療法」という治療法も開発されています。


この治療法は、スギ花粉などの抗原エキスを2分間程度口に含む方法です。注射の痛みがなく、花粉症の患者さんは自宅で医師に処方された抗原エキスを服用することができ、月1回程度病院で受診すればよいという治療方法なのです。


効果としては、注射の場合とほぼ同等であるという報告がされています。口の中の「樹状細胞」の働きが免疫機能を担っているので、その働きで効果が期待できるのです。アレルギー反応も注射の場合と比較して軽度で重いものでも、じんましんに止まると報告されています。


まだ日本では一部の大学病院での臨床研究という位置づけなので、この治療を望む花粉症患者のかたを全て受け入れられる体制にはなっていません。それにまだ健康保険がきかず、自由診療であるという面で患者さんには金銭的な負担もあります。欧米では普及している治療法なので、花粉症で苦しんでいる患者さんのために日本でも早期に普及することを期待したいという要望もみられます。



花粉症の治療法としての減感作療法

花粉症の治療花粉症の治療方法として、減感作療法があります。この治療法は、患者さんの体内にその方のアレルゲンをごく少量ずつ入れて、その濃度を少しずつ増やしていく方法です。


スギ花粉症の場合は、定期的にスギ花粉を体内に注射で取り込みます。花粉に体を慣らして、花粉に対する過敏な反応を減らしていくという治療の方法です。花粉症の季節の3か月以上前から治療を開始し、2年以上続けることが体質改善のために必要といわれています。この治療で花粉症の薬が不要になったり、大幅に減らせるという効果が期待できるのです。


注射のエキスには、スギの他にも、ブタクサ、ペット、ハウスダストなどがあります。治療の期間が長く、ごくまれにですが急激なアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を引き起こす場合もあるため、花粉症の症状を他の方法でコントロールするだけでよいという患者さんには適しませんが、花粉症の症状が重くて苦しんでいる患者さんには有効な治療法といえます。



花粉症のステロイド薬による治療について

花粉症の治療花粉症の患者さんで、症状の重くなってしまっている方には、その症状を強力に抑えるための治療が必要となります。そのような花粉症の治療には、短期間、ステロイド剤を内服することが必要となってきます。


経口ステロイド薬は、強力な抗炎症作用のあるお薬です。治療には、短期間でのみ使用し、副作用に充分注意することが必要です。その種類のひとつに、セレスタミンというお薬があります。これは、抗ヒスタミン薬とステロイド薬で出来ているお薬です。これも、長期に服用すると太る、浮腫、副腎機能障害など多くの病気を引き起こしますので、治療には7日から10日までに限って服用したほうがよいお薬です。


また、局所ステロイド薬として、ステロイド剤入りの点鼻薬があります。抗炎症作用の効果が高いお薬です。局所で使用しますので、内服薬よりは副作用の心配は少ないですが、やはり副作用には注意して、花粉症の症状が出ている期間に使用するようになっています。



花粉症のレーザー治療

花粉症の治療花粉症の治療法として、レーザー治療があります。これは鼻の中の粘膜を固めて変性させ
ることによって、花粉症によるアレルギー症状を出にくくさせる治療方法です。


鼻腔内の粘膜下固有筋層の知覚神経にレーザーを照射することで、くしゃみや鼻水の症状が改善されます。安全性も実証済みで、簡単な麻酔で治療ができ、痛みもなく出血も少なく治療ができます。治療にかかる時間も10分程度です。


特に花粉症による苦しい鼻づまりに効果があり、いびきの軽減にもなります。しかし、数ヶ月で粘膜が再生されてしまうので、花粉症がこの治療によって完治するという訳ではありません。花粉症のシーズン前に早めにレーザー治療をすることで、そのシーズン、または人によっては1年から2年の間も症状の改善がみられる場合もあります。このレーザー治療は健康保険の適用になりますので、金銭面でも安心といえます。


花粉症の治療と市販薬について

花粉症の治療花粉症を治療しようとするときに、市販薬を使う場合に知っておくとよいことをお知らせします。


市販されている花粉症の内服薬には「第1世代抗ヒスタミン薬」が入っています。飲んでから30分程で花粉症治療の効果が現れてきますが、人によって眠気などの副作用があります。また、人によって心臓への副作用を引き起こす場合のあるお薬も中にはありますし、前立腺肥大の症状のある方は、抗ヒスタミン薬に尿閉という副作用があるので注意が必要になります。


市販の点鼻薬には、血管収縮薬が含まれています。これは鼻の血管を収縮させて花粉が入りにくくなり、花粉症の症状を軽くするものです。しかし、使いすぎると血管の薬に対する反応がなくなってきて、血管が拡張してくるので、使いすぎないように注意することが大切です。


あくまで一般論ですが、市販薬は花粉症の症状を抑えるものと言えます。花粉症を治療するために市販薬を使用する場合は、薬剤師さんのいる薬局で、自分の症状を伝え、他に現在服用中の薬があればそれを話した上でお薬を選ぶのがよいでしょう。



花粉症の治療に用いられるお薬

花粉症の治療花粉症の治療をする場合、病院医院で出されるお薬には何種類かがあります。ここでは、そのお薬の説明をご紹介します。第1世代抗ヒスタミン薬は、即効性があり、持続する時間は短いです。効果としては、くしゃみ、鼻水に効果があります。副作用としては眠気、ふらつき、口の渇きなどがあります。第2世代抗ヒスタミン薬は、効果が現れるまでの時間は長いほうですが、抗ヒスタミン作用と化学伝達物質遊離抑制作用を両方持っているので、鼻みずにも効果があり、鼻づまりにもある程度の効果が期待できるものもあります。他には、ロイトコリエン受容体拮抗薬、トロンボキサンA?受容体拮抗薬が鼻づまりに効果が期待できるお薬です。花粉症の治療をする場合、医師は患者さんの希望や症状などを考えて、その花粉症患者さんに合ったお薬を選んで治療にあたるのです。

花粉の時期の花粉症の治療

花粉症の治療花粉症の治療として、まずしなければならないことは、原因物質である花粉を避けること です。家の中に埃が溜まらないように、こまめに掃除をするようにしましょう。床は、できればフロアのほうが埃が溜まりにくいです。また、家事や仕事など、忙しい毎日で、病院に行く時間がなかなか取れない方も多いかと思いますが、目のかゆみ、鼻水、鼻づまりなどの不快な花粉症の症状にお悩みならば、病院に行って診察や治療を受けることが大切です。花粉症の治療としては、まず皮膚反応検査でアレルゲンが何かを調べ、血液検査の血中IgE検査でアレルゲンの抗体が何であるかをしらべます。その上で薬物療法が行われます。一般的には、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬が用いられます。花粉症の場合、花粉が飛散し始める前からなるべく早めに治療を始めることが効果的です。