花粉の種類による花粉症発症の地域性

花粉症の原因となる植物には様々なものがあります。アレルギー反応を起こす花粉は人によって様々で、花粉が飛散する地域性も様々なのです。一般的に花粉症の原因となる植物としては、樹木(落葉樹、常緑樹)、草、ほとんどの花、ブタクサなどがあります。花粉症は、花粉に対するそれぞれの人の敏感性や、その植物が見られる地域性や、飛散している花粉の量が発症の要因になります。日本での花粉症の発生しやすい地域性については、昭和30~40年代は関東地方のブタクサによる花粉症が代表的でしたが、除草や宅地造成によって減少していきました。昭和50~60年代の調査では、2~4月のスギ花粉症、初夏のイネ科花粉症、秋のヨモギ花粉症、ブタクサ花粉症などが各地で報告されています。その中でもスギ花粉症が最も多く、現在でも増加傾向にあります。花粉による花粉症の地域性をみてみますと、北海道のシラカバ花粉症、近畿地方のハンノキ花粉症、岡山県のヒノキ科ネズ属、長崎県のイラクサ科カラムシによる花粉症発症がみられ、地域性の強いスギ、ヒノキ以外の花粉による花粉症も注目されています。


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