花粉症の発生しやすい地域性

スギが植生している地域は、函館から鹿児島にかけてです。北海道のほとんどの地域と沖縄では、スギは植生していません。そのため、花粉症が発生する地域性があるのは、北海道と沖縄を除く地域といえます。しかし、北海道はシラカバが植生しているという地域性があり、シラカバを原因とする花粉症が問題になっています。


日本は国土の7割を森林が占めており、そのうちの約3割がスギとヒノキ林です。スギ林は約450万haです。1haのスギ林で作られる花粉は約1トンですから、450万haのスギ林では450万トンというものすごく大量のスギ花粉が作られるということになります。


日本で花粉症が多いというのは、こういったスギ花粉が大量に作られる地域性があると考えられるのです。スギ花粉から遠いところでも、花粉がジェット気流に乗って飛散しますから、花粉症の発生しやすい地域性である場合もあるのです。花粉症の発症を予防するには、こういった発生しやすい地域性を頭に置いて、地域の花粉情報をよく知って、よく晴れた日や風の強い日は外出を控えることが大切です。