花粉症の原因となっている環境
花粉症の原因のひとつとして「大気汚染が関係しているのでは」という報告があります。大気中のデイーゼル排気ガスの微粒子が体の抗体が作られるのを増やし、それによってスギ花粉に対する過敏性が強くなることが多く指摘されているのです。その他二酸化窒素や煙草の煙なども大気汚染の原因であり、花粉症の悪化の原因になるという説もあります。しかし一方では様々な大気汚染が花粉症の原因であるという関係性については、それを否定する調査結果もあり、一概には肯定できません。そして、もうひとつの原因として挙げられるのは1960年以降に植林された大量のスギです。戦後はスギの人工林が増えていきましたが、1970年代のオイルショック、1980年代の円高以降海外の安い木材が輸入されるようになると、国内の林業は衰退していったのです。それが原因で、スギの花粉が飛ぶ30~40年もののスギ林に手入れが行き届かなくなり、人工林が荒廃してしまったのです。そのため多くのスギ花粉が飛散している状況にあると言えます。